目指すは定着率100%・離職率0%!
総合人材サービス会社が目指す職場環境とは
2022.12.22
ミッションに「雇用のミスマッチをなくす」を掲げ、採用の総合コンサルティングを展開している総合人材サービス会社「株式会社プレシャスパートナーズ(以下、プレシャスパートナーズ)」。
同社は2017年に業務改善チームを発足させ、残業時間の削減やイベント活動の実施などを通して、より働きやすい職場環境づくりを進めています。今回はそんな業務改善チームのメンバーの板橋さん・一島さん・石川さんにお話を伺いました。
板橋 裕矢(いたばしゆうや)さん
アルバイト派遣営業部 エリア課 ユニットリーダー。大学卒業後、2015年4月にプレシャスパートナーズに入社をする。チーフ職・課長職を経て現職。
一島 紗葵(いちしま さき)さん
キャリア営業部 社長就活課 プランナー。アルバイト派遣営業部にて警備企業のスタッフ採用を担当後、ジョブローテーションを使い、社長就活課へ異動する。業務改善チームへは新卒1年目に所属、今年は1年ぶりに参加。
石川 朋実(いしかわ ともみ)さん
キャリア営業部 社長就活課 ユニットリーダー。一年目より新卒採用領域の採用コンサルタントを担当。2年間の営業経験を積み、現在はユニットリーダーにてマネジメントに奮闘中。業務改善チームには1年目から参加をしており、今年で3年目。
従業員の要望に応じて業務改善チームを発足
残業時間の削減およびコミュニケーション活性化のための取り組みを行っています。
例えば、残業時間の削減については、毎週水曜日に予定や目的を設定し、仕事以外の時間を楽しむ「○○Wednesday」という取り組みをしています。
○○Wednesdayにはさまざまな種類があるのですが、その一つが「Return together Wednesday」。これは上司と一緒に早く退勤して、アフターファイブを楽しもう!という日になります。
またコミュニケーションの活性化についても、フットサル部や漫画部など、多様な部活動をつくり、普段あまり接点のない従業員同士がコミュニケーションを取れる場を提供しています。
当時、従業員の中には「アフターファイブを充実させたい」という要望が従業員から多く寄せられました。当時も残業削減に取り組んでおりましたがそれでも就業後に趣味の時間を確保したいという声がありました。
こうした状況を踏まえ、当社の代表からの「プライベートの時間をもっと楽しめるようにしていこう」という後押しもあり、業務改善チームが発足しました。
皆さんが業務改善チームに参加した理由をお聞かせください。
会社を良くするための組織に所属できるチャンスが新卒1年目からあると知り、「1年目からチャンスがあるのであればチャレンジしたい!」と思い、参加を決めました。参画できることが決まったときは、素直に嬉しくワクワクしましたね。
残業時間を削減して、会社全体だけでなく、自分自身の働き方も改善したいと思い、参加しました。
ただ私も石川と同じく新卒1年目から業務改善チームに所属しておりましたが、新卒1年目は会社のことを何も分からない状態でしたので、目立った活躍もできずに悔しい思いをしました。
ある程度会社についての理解度も深められた2年目・3年目からは、自分自身が感じた「もう少しこうなったら良いのにな」を実現したいと考え、引き続きチームに参画しています。
私は正直、「営業の仕事に+αの業務が増えて、手間になりそう」と、自分が業務改善チームに参画することについて、決してポジティブな感情は抱いておりませんでした。「誰かがチームに入って色々やってくれるだろう」とも思っていました。
しかし、“誰かがやってくれそう”と自分が行動に起こさないのは良くありませんし、会社のためになる取り組みに参画して経験を積めないのはもったいないなと感じ、チームに参加しました。
やりがいを感じる瞬間は
「このプロジェクト良いね」と評価されるとき
業務改善チームの業務は、ほかの業務との兼任という形になります。そのため、どうしても反応が遅かったり、リアクションが薄かったりと、温度感が下がってしまうメンバーが出てきてしまいます。そのようなメンバーのモチベーションをどのように維持・向上させるか、対応の難しさを感じますね。
私も一島さんと同じ難しさを感じています。業務改善チームの取り組み・プロジェクトは全社を巻き込むもの。参加メンバーには前向きに取り組んで欲しいと思い活動しています。
温度差はどうしても発生してしまいますね。対応としては役割分担を明確にすることで、メンバーをプロジェクトに巻き込みつつ、取り組みを推進させることが大切だと考えます。
ノー残業デー施策の一つ「○○Wednesday」について、社長をはじめ、メンバーの方から「すごく良いね」と言われたときですね。皆が「○○Wednesday」に賛同してくれて、協力して早く帰ろうとしている姿を見ると、やっていて良かったなと感じます。
私も「○○Wednesday」を通じて、「業務効率が上がって自分のタスクを整理できるようになった」という声を聞いたときは、大変嬉しくやりがいを感じました。
社内イベントで普段の業務では接点の少ない従業員同士が打ち解け合い、仕事中の表情が少し明るくなっている瞬間を見ると、少しは職場環境の改善に貢献できたのかな、とやりがいを感じますね。
仕事もプライベートも充実させられる会社を創り上げる
各従業員の多様な考えを理解し、気遣えるようになりました。私と違う従業員の考え方を知り、理解することで、異なる考えを持つ従業員へも、細かい気遣いができるようになったと感じます。
これまで役職に就いていなかった私が業務改善チームではリーダーを務めることになり、周りを見ながら、先を見据えた行動ができるようになった点は成長できた点かと思います。あとは、チームをまとめる立場になってみたことで、上司の気持ちも少し分かるようになりましたね。
リーダーとして、メンバーに指示を出した上で結果に対して責任を持つことができるようになりました。またリーダーになり、1~3ヵ月先のゴールから逆算して、今すべきことを考えられるようにもなりましたね。
仕事もプライベートも充実させられる会社づくりに貢献していきたいと考えています。かつて私は「バリバリのキャリアウーマンになりたい」という目標があり、残業についても、したらした分だけかっこいいというイメージを持っていました。
ただ現在は、効率良く働き、残業なしで帰れる人の方がかっこいい、と思うようになりました。私も含めて従業員全員が少ない残業時間で効率よく働ける就業環境を目指していきたいですね。
定着率100%、離職率0%を目指したいです。ただ離職率0%は非常に高いハードルかと思いますので、ネガティブな理由による離職をなくせていけたら良いなと考えています。
この目標に関連して、「気兼ねなく話せる人がいない」「なかなか馴染めず、話し掛けづらい」といった、従業員の“一人ぼっちの状況”は絶対につくりたくないとも思います。
そのために現在は、グルメ部や漫画部、フェス部など多様な部活動を作り、コミュニケーションの場の創出に力を入れています。
これから従業員数が増え、会社の規模が大きくなったとしても、従業員全員が働きがいを持ち、かつ働きやすいと感じる就業環境づくりの一翼を担いたいと考えています。
また業務改善チームの話に限ると、メンバーの一人一人が「自分達の会社を良くしたい。変えていきたい」と思ってくれるようなチームを1年間かけてつくっていきたいですね。
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人事部から一言
業務改善チームは、所属メンバーそれぞれがしっかりと目標意識を持ち、プロジェクトを進めている印象があります。また所属するメンバーは拠点や部署・役職がさまざまです。そのため、普段の業務では関わりの薄い従業員とも交流できる点も、業務改善チームに所属するメリットの一つだと感じます。
業務改善チームのメンバーには「もっとこうしたらいいのに」「これを改善したら働きがいが向上しそう」などの意見を忌憚なく出し合い、従業員満足度の高い環境づくりに貢献してほしいと思います。また今後入社してくる従業員へは、「会社は自分たちで創り上げる」という意識を、ぜひ伝えて欲しいです。
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取材日:2022.08.30