社風を正しく伝えてくれるのは現職社員の声
VOiCE活用で、求職者から“選ばれる”会社に
【株式会社NTSロジ】
2024.08.19
東京を囲むように設置された首都圏8カ所の拠点ネットワークを駆使し、高品質な物流サービスを提供している株式会社NTSロジ様。常務取締役の秋山様・マネージャーの星住様にインタビューさせていただきました。
「初めは現職社員の声を届ける価値がわからなかった」とおっしゃった秋山様。なぜVOiCEを導入してくださったのか、また導入後どんな価値を感じてくださっているのか…など、VOiCEカスタマーサクセス担当の関根が伺いました。
株式会社NTSロジ
常務取締役 秋山 香氏
40年近くにわたり、採用・人事・教育・財務はじめ基幹システム導入・ISO9001取得といった、社内体制の立ち上げ・整備に広く従事。“小さくても光り輝く会社”を目指して、社内の全社安全衛生委員会の仕組みづくりや、バイオディーゼルの導入等、業界に先駆けた取り組みも積極的に行っている。
株式会社NTSロジ
マネージャー 星住 正氏
2003年の入社後、業務推進室に配属となり、複数の新規物流センターの立ち上げに携わる。現在も物流センターのマネージャーをつとめる一方で、人材育成委員会のメンバーとして大卒採用にも従事。“ひと”に関わる仕事が好きで、採用の場面でも自社の社風に合った採用手法や企画を日々模索している。
NTSロジは、互いを想い合う“家族”のような会社
(秋山様)
NTSロジでは主に、温度管理を必要とする陸運物流を手掛けており、現在はチルド帯の食品が全体の7割を占めています。
チルド帯の食品は賞味期限が短いため、時間や仕分けに細心の注意を払う必要がありますが、社員の皆さんが正確な作業を徹底してくださっているおかげで、出荷物の鮮度を保って配送できています。
この高いサービス力を活かし、今後は医薬品の物流を増やしていきたいと考えているところです。
(星住様)
理念には「家族主義」を掲げています。困難には皆で団結して立ち向かい、成果や喜びは分かち合う…そんな会社ですね。
(秋山様)
50年以上この理念でやってきておりますから、だいぶ定着していると思います。
実際、会社説明会や選考などで社員と求職者の方が話すと、自然と温かい雰囲気が伝わるようなんです。
「こんな雰囲気なのはなぜですか?」と聞かれてから、経営理念について答えることもあります。
(秋山様)
そうですね。家族主義という言葉は強く頭に残るようで、皆さん日々「家族のように、だよね」と言いながら行動してくださっています。
経営陣が「家族主義だから」と押し付けるのではなく、1人ひとりが共感した上で体現してくれているからこそ、良い社風として現れているのではないかなと思います。
社風を最も正しく表しているのは“現職社員の声”だった
(秋山様)
やっぱり口コミサイトって、辞めた方が書き込むことが多いですよね。
残念ですが、その方にも社風や仕事内容が合わなかったなど何かしら辞めるに至った理由があるわけで、それは仕方ないと思っていました。
100人に合う組織運営の仕方は存在しませんから、アンマッチだから辞めるのも、それを書き込むことも自由だし…と。
(秋山様)
正直なところ、初めは現職社員の声を届けることにどういう価値があるのかわかりませんでした。
でも担当の関根さんから「退職者の声ばかりが表に出ていて、それだけで“NTSロジはこういう会社なんだ”と思われているのって、イケてないですよね」と言われて、ハッとしたんです。
確かに、なにかしら理由があって辞める方はいる。でも今ここに残っている社員さんにも“残る理由があるから”働き続けてくださっているわけです。
現職社員が書くことは、会社のリアルじゃないですか。良いことも悪いこともあるかもしれないけれど、すべて含めて今の会社を表している。
現職社員の声こそ実際の社風だと思います。
求職者の方には他の口コミサイトもVOiCEも見ていただいて、うちの正しい位置をわかった上で「こういう会社だとわかっているけど、ここが良くて入りました」と選択していただくことが正解だと思うんですよ。
アンマッチだなと思う方は入っていただかない方がお互いのためにいいとも思います。
VOiCEチームは採用活動における強力なパートナー!
(秋山様)
先ほどのお話に付随して…商品やサービスのマーケティングと同じですよね。お客様が私たちのサービスを選ぶにはお客様の中に理由がある。社員がこの会社で働きつづけてくれるのにもその人の中に理由がある。そして求職者の方にも、何かしら望むことがある。
求職者さんがVOiCEを見て、自分が望むことと合っているか確認して、うちを“選んで”応募してくれるというのは理想的な流れですよね。
VOiCEがあることで、アンマッチじゃない会社を探して入るというより、“入りたいと思う理由を見つけて”入社していただけるのがすごくいいなと思います。
また、社員サーベイを実施したことで、取り組みのうちなにが社員に良く評価され、なにが悪く評価されているのかがわかりましたし、その感想がコメント付きで出てくることが本当にいいですね。
おかげで改善が必要なところが明確になり、それが会社をより良くするのに役立っています。
5点中3点ちょっとのサーベイ結果を見た時はすごくショックだったのですが、かえって“どこをどう見直していくか”という、経営においても非常に重要なところが見えてきました。
会社を良くしようと思う企業には、必要なサービスだと思います。
(星住様)
あとは、関根さんが会社説明会まで足を運んでくださったのもすごく有難かったです。
我々は人事採用の専門部署ではないので、本当のやり方がわからないんですよ。採用活動も自己流でやっていて、この方向性で合っているのか合っていないのか(笑)
関根さんは、ハッキリと「もっとこうしたほうがいいんじゃないですか?」と言ってくれるので助かっています。
関根さんから頂いたアドバイスからヒントを得て、今後の説明会のキーフレーズが決まったこともあったんですよ。ぜひまた説明会に来ていただきたいです!
関根さんは暑苦しいくらいの熱量を持った方で、こちらも感化されますし、こんなにもうちを応援してくださる方がいるのは嬉しいなと「もうちょっと頑張ろう」って思わせていただいています。
(秋山様)
「好きを伝えたい」という言葉自体がいいですよね。正しく伝わってほしいっていう、その感覚がいいと思います。
100%いい会社なんてありませんから、常に努力が必要だなと思っています。
VOiCEがその努力をしていくためのきっかけになってくれたんですよね。
「現職社員の声こそ現在の社風、会社自体が知ること、求職者に届けることの価値は大きい」と話してくださった秋山様と星住様。
会社を良くしよう、正しく伝えていこうというお2人の想いに触れ、私たちもますますできる限りのご支援をしていきたいと強く感じました。