VOiCEだから見えた!
想定以上に前向きな現職社員の“今ここにいる理由”
【株式会社フリースタイル】
2024.11.22
「世界は、変えられる。」を合言葉に、愛知・東京に拠点を構え“未来”につながるITエンジニアの輩出および画期的なITサービスの創出をめざす株式会社フリースタイル。
独自の教育制度で、未経験から活躍エンジニアを輩出するべく社員の育成に力を注いでいる一方、拡大フェーズに入り、3年計画で積極的に採用も強化しています。
そんな同社で採用を担当されている中野氏と川崎氏に、採用活動で感じていた課題や、VOiCE導入後の効果などについてお話をうかがいました。
株式会社フリースタイル
人事部 課長 中野 義嗣氏
2013年入社。入社してから7年間、ITソリューション事業部にて客先に常駐する形で様々な現場を経験。その後、3年ほどSES営業を担当。
2022年より人事部に異動し一人一人のスキルや特色がもっと生かせるような仕組みづくりに取り組んでいる。
株式会社フリースタイル
広報 川崎 真氏
2018年入社。入社当初は受託部でエンジニアが本業に集中できる環境を作るためにサポート業務を担当。
その後産休・育休を経て、2021年より広報担当に。大好きな会社の文化を広めるために日々奮闘中。
未来志向の仲間とともに、個と組織の成長を目指す
(川崎様)
はい。事業としては、ITソリューション事業部、システム開発事業部、ゲーム開発事業部の3つがあります。主軸になっているのはITソリューション事業で、システムエンジニアリングについて課題のある事業者様に、エンジニアを派遣してご支援する事業です。
弊社では「いつからでもコンティニュー」を経営理念として掲げています。
ITソリューション事業部では、主に未経験者を採用しているのですが、「全ての人の成長と可能性を引き出せる場所を作る」というミッションにもあるように、弊社で教育を受けてもらい一人前の技術者になっていただくことで、一人ひとりの未来の選択肢を増やしていきたいという想いがあります。
(中野様)
今年度から3年の計画で社員数を3倍まで増やすことを目標としています。今年度の目標としては新卒・中途合わせて100名の採用を目指しているところです。
採用したいのは、過去よりも未来のことを考えて、現状を変えたい、やりたいことを実現したい、将来を良くしていきたいという気持ちがある方ですね。
特に重要視しているのは「他責か自責か」というところ。
何かのせいにしていると、自分が変わるのではなく周りに変わってもらいたいという意識になってしまうので、そうではなくて自分の中でできていなかったことも含めて前を向いていける方にぜひ入社していただきたいですね。
「合わなかった」部分がネガティブに強調されてしまう、退職者の声に悩んでいた
(川崎様)
従来の口コミサイトで書き込む方は退職された方がメインになっているのかなと思うのですが、そういう方はどこかしら会社の方針と合わない部分があって、その「合わなかった」という部分のみが強調されてしまっているようなイメージがあります。
それって捉え方次第じゃないのかな?と思うところもあって、見え方によって違うんだという点を伝えられない歯がゆさがすごくありました。
例えば、弊社は社員でよくレクリエーションをするなど、人とのつながりをとても大事にしていて、そこが弊社の誇れる部分だと思っています。
でも、人との距離を保ちたい方にとってはそれが「息苦しい」と感じる部分になってしまうなど、合わないと感じる人もいる。
どちらが良い・悪いというわけではないと思うんですよね。ただ、合わなかったことをネガティブに捉えた人が口コミを書くことで、マイナスなイメージができあがってしまうのが残念だなと感じていました。
(川崎様)
退職者の声ではなく、今まさにフリースタイルで働いている現職社員の言葉で、会社の文化や制度を伝えられることに魅力を感じました。
社員の声で、既存の口コミサイトとは違った解釈を提示できるのも良いなと思いましたね。
ただ、社内では正直迷っていた部分もあって…。
(中野様)
はい。実は、最初は導入を悩んだんですよね。(笑)
弊社は今年度から3年計画で、本格的に組織を拡大し会社を変革していこうという段階に入っています。
そのため、まだ制度や仕組みが変わり続けている状況で、整っていないところもあります。
経営層の考えを社員に共有しきれていない状況で、新しいサービスを導入するのはどうなのか。会社として伝えたい部分が伝わっていない状態では、他の口コミサイトと同じようになるのではないか?という懸念は正直ありました。
ただ、他社の口コミサイトには退職社員によるネガティブな口コミが残ってしまっていて、今は改善されていることも古い情報のまま発信されてしまっている状況がありました。
やはり現職社員の声を早めに届けていきたいと感じたので、導入を決断しました。
「他社の口コミサイトと違いが出せないのでは…」
懸念を吹き飛ばす社員たちの前向きな「今ここで働く理由」
(中野様)
実際に導入してみた感想としては、導入前の不安は杞憂だったなと。
思っていたより社員の方々に経営層の思いが伝わっていることがわかりました。これは大きな喜びでしたね。
例えば、フリースタイルでは成長のための環境づくりを徹底して行っていますが、社員数が200名を超える中で、みんながみんな「成長」に対する強い意欲があるわけではないだろうな、と思っていました。
しかし、VOiCEでアンケートを実施してみたことで、全体的に想定より高い意欲でいてくれていることがわかりました。
前向きな声が多くて、すごく嬉しかったです。
そういった現役社員の声を発信できることも良かったですし、もっと組織を良くしていきたい!と私たちのモチベーションにもなりましたね。
(中野様)
ありがとうございます。ただ、弊社もそうですが完璧な会社ってないのかなと思っているんです。
自慢したい部分もあれば、逆に他社に比べると劣ってしまう部分もある。
弊社としてどこを大切にしていて、どこが弱点になっているのか理解を深めたうえで、得意も不得意もしっかりと外部に公開できたというところがすごく良かったのかなと思っています。
VOiCEで社員の匿名アンケートが取れたことで、社内の情報をしっかり吸い上げることができ、「伝わりきっていない部分がどこなのか」とか「どの年代には伝わっているのか」といった、内部的な分析をする資料が得られました。
はじめは社外に向けて社員の声を公開することだけを考えていたので、社内での改善にも役立てられる点は、当初想定していなかった嬉しい副産物でしたね。
採用フローでVOiCEを活用
「求める人物像」と出会える機会が増えた
(中野様)
計測しているわけではないので肌感にはなりますが、弊社の「求めている人物像」に近い方が増えたなと感じています。
応募いただいた方にVOiCEのURLをお送りしているので、リアルな弊社の姿を見ていただいているからだと思うんですが、面接をしていても意欲の高い方が多くなった印象があります。
VOiCEをしっかり見てきたんだろうなと感じる、踏み込んだ質問を頂けることもありますね。
また、採用において打ち出していきたいことがしっかりと言語化できたことも、ありがたいですね。
実際に社員の方から出てきた声を採用求人媒体などに載せることで、求職者の方にも理解していただきやすくなるかなと思っています。
VOiCEとともに、もっと大きく、もっと強い組織に成長していく
(川崎様)
弊社はまだまだ成長中で、課題も多いです。
だからこそ、現場の声を拾い上げて、どう対処していくかという判断材料としてVOiCEを役立てていけたらと思っています。
他社の事例を含めて、今後もいろいろとご相談させてもらえたら嬉しいです。
会社の特徴をいいと思うか、そうでないかは、その人次第。
「どちらが良い悪いではなくて、単に合わないだけなので、合わない会社に入って不幸になることのないよう、自社の悪いところもしっかり伝えたい」という言葉から、フリースタイル様の透明性と、求職者様と徹底的に向き合われる姿勢が伝わってきました。
同時に、社内の声を丁寧に拾い上げて組織改革に活かしたいというお言葉も頂くことができ、私たちもとても嬉しくなりました。
フリースタイル様の成長と一緒にVOiCEもより良いサービスになっていけるよう、ますます精進して参ります!