人材紹介ベンチャー企業創業者が語る、
社内環境改善の取り組みと目指す組織像とは
2022.11.21
株式会社UZUZ(以下、UZUZ)は、第二新卒・既卒・フリーターに特化した「オーダーメイド型就業サポート」と「IT学習支援サービス」を提供しているベンチャー企業です。
では、そんな就業サポートのプロ集団は、自社においてどのような働きやすさUPの取り組みを行ってきたのでしょうか。今回は専務取締役 川畑 翔太郎さんにお話を伺いました。
株式会社UZUZ 専務取締役。1986年生まれ。鹿児島出身。九州大学にて機械航空工学を学び、住宅設備メーカーINAX(現:LIXIL)へ。商品開発に携わった後、3年目に製造へ異動し、ロボットと作業スピードを競い合う日々を送る。
自身のキャリアチェンジのため、UZUZ創業に参画する。現在はIT学習支援サービス「ウズウズカレッジ」の事業統括を担当。
社内ポイント「ウズポ!」は
コミュニケーションを活性化する起爆剤
代表的な取り組みは、社内ポイント「ウズポ!」の活用です。ウズポ!は、1ポイント=1,000円として、UZUZ社内の活動に関する範囲で、経費に計上できるUZUZ社内限定ポイントです。飲み会や従業員へのプレゼント購入などに使われ、社内コミュニケーションの活性化ツールとして効果を発揮しています。
ウズポ!は面倒な社内決済不要で利用できる点もポイントです。過去には新規事業を始めるための資金をウズポ!で集めるプレゼンテーションを実施して、社内クラウドファンディングを行った従業員もいます。
すごく良いですね。少なくともあって損はない制度ですから。また、ウズポ!は賞味期限のような期限が付いており、早く使わないとせっかく貯めたポイントが3ヵ月で使えなくなってしまいます。この期限の仕組みが、従業員にウズポ!の使用を促し、コミュニケーションの活性化および働きやすさにも寄与していると考えています。
チャレンジした結果の失敗は気にしない
いえいえ、失敗した取り組みだっていくつもありますよ。
うちの会社は「チャレンジした結果としての失敗」をむしろ推奨しているので、全く問題ないです。事業と同じで、制度や取り組みもいいと思ったものはどんどん試してみて、失敗したら改善するというスタンスが大切だと考えています。
例えば「UZUZ未来PJ(プロジェクト)」はあまりうまくいかなかった取り組みの一つです。UZUZ未来PJとは、役員が参加する経営方針を決定する話し合いの場に、選抜された未来の経営幹部候補の従業員にも参加してもらうプロジェクトです。
プロジェクトを通して、幹部候補を育てたり、役員以外の現場の声も会議に取り入れることで、より精度の高い意思決定ができるのではないかと考えました。
従業員にとって、UZUZ未来PJの参加メンバーに選ばれること自体は、モチベーション向上にも繋がるため、すごく良いことなんですね。ただ、“具体的にどうなったら幹部になれる”“いつまでにどうなっていなければメンバーから外れてしまう”という基準がなく、運用面で不明瞭な点がありました。
加えて、一度メンバーになった従業員を落とすのは、その従業員のモチベーションに悪影響を及ぼす恐れがあることから、落としづらくなりました。その結果、上手く機能せずにどんどん会議に出るメンバーが増えてしまい、宙ぶらりんな状態になってしまったんですね。
ただ繰り返しにはなりますが、当社はチャレンジした結果の失敗は、気にしておりません。UZUZ未来PJの失敗も、その後の組織作りに活かすことができたと考えています。
年齢は「新しいことをしない理由」にはならない
若者のキャリアをより満足感(納得感)のあるものにするサポートができる点がやりがいだと感じています。売上を上げることができたり、自分のスキルが向上することはもちろん嬉しいですが、人の人生を左右する「就職」に直接関与できることは大きなやりがいに繋がります。
相手の意思・意見を尊重できる人です。「人の転職活動、ひいては人生をサポートしたい」という想いを持っている人はたくさんいます。もちろん、その想いを持っていること自体はすごく良いことなんですが、自分が良いと思う提案を相手に押し付けてしまってはいけません。
基本的に相手(求職者)の人生ですから、求職者がやりたいように転職活動してもらうことが一番大事ですよね。その上でより良いと思う提案をすることが大事だと思っています。
失敗を怖がる人です。当社はベンチャー企業ですので、新しい事業を立ち上げていかなければなりません。
そのため、「今までにやったことのがあること」「できること」しかしないという人は、当社で働くとストレスを感じてしまうでしょう。また、そういった失敗を怖がる人はなかなか成長スピードも上がらないと考えています。
「できる」と「やらない」は全然違う話です。何なら「できるか/できないか」はどうでも良いと思っていて、失敗を恐れず、果敢に挑戦できる人が、成長できるし、当社にも合っていると思います。
「素直で良いヤツ」が多いですね。わざわざ人のキャリア、ひいては人生を良くしたいと考えて、毎日仕事しているメンバーが集まっているので。
あとは話がうまいメンバーも多いと思います。それは、日々求職者とコミュニケーションを取る仕事をやっているので、毎日の仕事が「話すトレーニング」になっているからかもしれません。
年齢に関係なく、新しいことにチャレンジしていける組織を目指したいです。例えば50代であろうが60代であろうが、新しいことに挑戦すること自体はできるはずです。
「とにかく新しいことだけやれ」ということではありませんが、“もう50代だから”“挑戦するには年齢的に厳しそう”というように、年齢が挑戦を妨げる理由になってはいけません。何歳になろうと、チャレンジ精神を常に持つことができている組織をつくっていきたいですね。
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取材日:2022.09.06