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新卒採用における歩留まり、
内定辞退率を改善するには?

COLUMN
  • 内定辞退率低減
  • 口コミの影響
  • 新卒採用

2025.02.25

新卒採用を担当されている皆様にとって、応募者が途中で辞退してしまう “歩留まり” や、内定辞退率の高さは大きな課題ではないでしょうか。
効率的かつ効果的な採用活動を行うためには、歩留まり率低下の現状を把握し、適切な対策を講じることが重要です。本記事では、新卒採用における歩留まり率の現状と背景を分析し、課題解決に役立つ施策を詳しく解説します。

新卒採用における「歩留まり率悪化」の現状

歩留まり率とは、応募者が選考プロセスをどれだけ進んだかを示す指標であり、採用活動の成功度合いを測る重要なポイントです。

ある調査によれば、2023年の新卒採用全体の採用率は約53.5%。特に従業員数が300名未満の中小企業では50.6%と低くなっています。

※出典:リクルート 就職みらい研究所『就職白書2023』(https://shushokumirai.recruit.co.jp/white_paper_article/20230228001/)

この低下の背景には、競合他社の増加や学生の選択肢の多様化が影響しています。

歩留まり率が低下する理由とリスク

歩留まり率が低下する主な要因

求職者の選択肢の増加:複数の企業から内定を得る状況が一般化し、比較検討の結果、辞退が発生しやすくなっている。
企業イメージの影響:求職者が口コミサイトやSNSで企業の評価を確認し、ネガティブな印象を受けると辞退の確率が上がる。
選考中のコミュニケーション不足:企業側の対応が冷たく感じられたり、情報提供が不十分だと志望度が低下する。

特に歩留まり率が低下しやすいタイミング

エントリー~一次面接まで

応募者がエントリー後に興味を失ったり、他の企業に魅力を感じたりすることで離脱するケースが多く見られます。応募から連絡までの時間が長すぎる場合も、他社に流れるリスクが高まります。

最終面接後~内定承諾まで

応募者が複数社から内定を得ている状況で、待遇や企業イメージを比較する過程で辞退が発生します。このタイミングでは、内定理由やキャリアビジョンを明確に伝え「この会社が良い」という理由をつくることが重要です。

内定承諾後~入社まで

入社までの期間において内定後のフォローが不足していると、他社からのオファーや内定者自身の不安が影響し、辞退につながる可能性があります。

参考:エン・ジャパン 採用ブログ(https://saiyo.employment.en-japan.com/blog/yield)

口コミの影響と歩留まり改善のポイント

就活生の93.5%が口コミを参考にする

最近の調査によると、就職活動中の学生の93.5%が口コミサイトを閲覧し、選考対策や志望動機の参考にしていると回答しています。

新卒・中途の口コミ閲覧比率 ※参照元:株式会社インタツアー「22・23卒生対象 就活におけるクチコミの活用状況調査」(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000058834.html)

企業ができる歩留まり改善施策

選考段階からの接触回数を増やす

選考中の迅速なフィードバックや、説明会・面接での丁寧な対応により、学生の関心や信頼を高める。

オンラインと対面を組み合わせた説明会

リアルタイムの質疑応答を重視することで、学生との距離を縮め、辞退を防ぐ。

内定後のフォロー強化

内定理由を明確に伝え、キャリアプランの提示や先輩社員との交流機会を設ける。

現場社員主導の入社体験の実施

実際の働く環境を体感させることで、企業理解を深め、入社意欲を高める。

歩留まり改善に「口コミ対策」も

「VOiCE」を活用した口コミ対策

求職者はエントリー前から内定後までの各段階で企業の口コミを確認します。ここでネガティブな口コミがあると、志望度が低下し、歩留まり率が悪化する可能性があります。

「VOiCE」は現職社員のリアルな声を発信する口コミサイトです。求人票では伝えきれない職場の雰囲気や強みを求職者に届けることで、企業イメージ向上、求職者との信頼関係構築に貢献します。

具体的な歩留まり改善成功事例について知りたい方は、以下のリンクからお問い合わせください。