働きやすい職場への転職を叶える
自己PRの書き方とは?
2022.12.01
自己PRは今までの会社でどのような経験を積み、その経験をどう生かすか、を新しい会社に伝えるための物。自慢をするのではなく「私は御社でこう活躍できます」という意思表示です。
効果的な書き方や例文、注意事項などをまとめています。
受かりやすくなる!自己PRの書き方とは?
転職活動で採用担当者の目に留まる自己PRの書き方
貢献を伝える
「どのように貢献できるのか」がアピールポイントです。できれば前職での技能等を生かした貢献を語ると、成長意欲も伝わります。
・「前職以上にこういうことで貢献していきたい」
・「前職で身に着けたこういう経験を生かして、貢献していきたい」
熱意を伝える
20代30代の場合は、熱意も採否の分かれ目となります。以下のように伝えましょう。
・二度と転職は繰り返したくないので、全力で務めてまいりたい
・貴社で、さらなる高みを目指して、邁進してまいりたい
・一日も早く新しい環境に慣れて、貴社に貢献できるように努力いたします
社会人経験を通しての人柄を伝える
以下のような、性格や人柄が伝わるエピソードがあるといいです。
・前職では、ミスなく予定時間よりも早く書類を作成提出することを心がけてきた
・常に周りと声掛けしながら業務を遂行してきた
転職活動での自己PRを書く手順
以下の手順で書いていきましょう。
・過去の仕事での経験や実績を棚卸しする
・応募書類に使えそうなものをピックアップする<
・文章にまとめる
自己PRを書く時に気を付けたいポイント
学生時代のことは原則書かない
社会人の経験でアピールします。学生時代のことをアピールしすぎると、人としての成長を疑われます。
前職の経験を生かしていく
前の会社の悪口になるようなことは避けて、身につけられたことを伝えます。
シチュエーション別自己PR例文集
シチュエーション別自己PR例をご紹介します。参考にしてください。
※()は参考までにつけたものです。実際の書類には書かないようにしてください。
事務職→事務職の場合
(最も伝えたいアピールポイント)
前職では、ミスなく期限より早めに書類を作成提出することを心がけてまいりました。
(根拠となる経験・実績)
ミスをなくすために(1)チェックシートを作成し、書類作成後にチェックすることを習慣化しました。
(2)月ごとにミスを減らす目標を立てました。
(3)年間・月間の事務業務表を作成して、特に月末月初は、早目に書類提出をしていただくように周知しました。以上の結果、目標を掲げて3か月後から現在まで、ミスは無く、ほとんどの書類を期限前日には提出し終わっています。
(どのように貢献できるのか)
貴社におきましても、これまで以上にミスなく、効率よく事務処理を進めて、全ての業務がスムーズに流れていくように努めてまいりたいと考えております。
<ポイント>
どこの会社であっても必要な力をアピールします。事務職はどこでも同じで、アピールポイントがないと考えがちですが、業務を細かく分解していくと、自分が力を入れてきたこと、自分だから出来たことが見えてきます。
アピールポイントは、大きな業績である必要はありません。
営業職→IT系の場合
(最も伝えたいアピールポイント)
大事なことを的確に伝えられる力があると考えています。
(根拠となる経験・実績)
お客様が知りたいと思っておられることを、的確にわかりやすい言葉でお伝えして、納得いただくことでお買い上げいただくというのが、私の営業スタイルです。
素人の方に、まずは受け入れていただきやすい雰囲気を作ること、専門用語をなるべく使わずに伝えること、ご納得いただいたかの確認を必ず入れることを実行してまいりました。
おかげさまで、お買い上げいただいたお客様には、その後も長いお付き合いをいただいております。
(どのように貢献できるのか)
チームでする仕事であり、相手企業様に伺ってトラブル原因などを説明する必要があるとのことですがの、受け入れられやすい雰囲気と、分かりやすい説明で、貴社に貢献してまいります。
<ポイント>
コミュニケーションが苦手な人が多い印象のIT系ですが、実はチームで取り組んだり、相手企業に出向いて仕事をしたりすることも少なくなくて、コミュニケーション能力のある人は大歓迎です。仕事研究をしっかりして、自分の強みを発揮できるとことを見つけ出しましょう。
専門職→営業職の場合
(最も伝えたいアピールポイント)
建物に関する専門知識があります。
(根拠となる経験・実績)
ビルやマンションの設計をやってきました。4つの商業ビル・マンションのプロジェクトで、主任のアシスタントを経験。アシスタントではありますが、1級建築士として、実践を学ぶ機会を得ました。
(どのように貢献できるのか)
設計側がどこに特に力を入れたのか、この建物の魅力は何なのかを、専門の知識を持って、細かいことろまでお客様の質問にお答えできます。お客様が気づいておられない魅力や、建物全体の管理のことまでしっかりお伝えできる営業になれると、考えております。
<ポイント>
専門的な知識を持っている人は、同じ業界の就職はしやすくなります。特に、他の人と違う目線で物事を見て考えられることは、他の人にはなかなかない強みです。この人がもし、コミュニケーションがあまり得意ではないとしても、この人が話すことで、信頼を得る場面があると考えられます。
販売職→受付事務職
(最も伝えたいアピールポイント)
細やかな対応を心がけます。
(根拠となる経験・実績)
勤務していたスーパーの総菜は、夕方から夜になると品数が少なくなることがあり、お客様がせっかく来店されても、ご希望に添えない場合があります。
お仕事でお疲れなのに申し訳ないことです。せめてもの思いで、明るく接客することを心がけました。お客様からは、「これは欲しかったものじゃないんだけど」と笑われたり、「嫌なことがあったから、あなたから元気をもらいに寄った」などのお声をいただいていました。
(どのように貢献できるのか)
来所されるお客様にも、そのお気持ちに沿った対応をしてまいります。お客様が望んでおられることは何か、どうしたら喜んでいただけるのかを常に考えて、工夫してまいります。
<ポイント>
技能らしい技能や、アピールできる資格がない場合の、自己PRです。「元気で明るい」は、必須事項ではありませんが、若い人の場合は、そうであるほうが好印象です。
「元気で明るい」をアピールするのではなくて、相手の心情をくみ取った対応をすると伝えている所がポイントです。
自己PR注意点
自己PRは、作ったものをそのまま出さずに、応募先の求めることと一致しているかを確認することが大切です。
同じ職種であっても、会社によって求めることが異なることは、よくあることです。
自己PRと志望動機が同じになってしまうことが、よくあります。せっかくのスペースですから、違うことを書くようにしましょう。
見やすさを心がける。改行や箇条書きなどを使って、読みやすいように作成しましょう。
採用側では年配の人が見る場合もあるので、あまり小さな文字はやめましょう。パソコン入力の場合は、最低10.5ポイント以上にします。
また、必要な個所を太字にしたりするのは許容範囲です。色を付けるのはお勧めできません。
御社は話し言葉、貴社は書き言葉です。書類を書くときには「貴社」を使います。
まとめ
自己PRは、その人の人柄や熱意が伝わってくるものです。他の人が書いたものを丸写しせずに、自分で、自分だけの自己PRを作成しましょう。
書いたものは、誰かほかの人に読んでもらうと、よりよいものが作れます。
- #これまでの経験は?
- #仕事への熱意は?
- #採用されやすいPR文
- #自己PR例文あり
- #自己PR文の書き方
- #貢献できることは?
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