株式会社統轄本部オールケア・グループ 「現職社員の口コミ・評判」企業からの回答
重症心身障がいのある方や医療的ケアを必要とする方を積極的に受け入れ、居宅介護や訪問介護、生活支援、放課後等デイサービスなど、障がい者に特化したさまざまなサービスを提供しているオールケア・グループ。大阪の北河内・北摂エリアを中心に13法人を擁し、1000人以上が利用しています。
企業からの回答
利用者はもちろん、社員にも豊かな心を持ってもらえるよう成長を支援
株式会社統轄本部オールケア・グループ 管理部 齊藤氏
弊社は重症心身障がい者の方や、医療的ケアが必要な方々に、可能な限り地域の中でいきいきと生活できるよう支援することを目標としています。重度の障がいがあっても、心は豊かに育ってほしい。そのためには社員自身が豊かな心の持ち主になることが大切と考え、社員の技術面、また人間的な成長を支援しています。利用者様の満足だけでなく、利用者様の家族や近所の方、事業所など関わる全ての人にとってプラスになるよう活動していきたいと考えています。
株式会社統轄本部オールケア・グループの現職社員の口コミから見えた 口コミ頻出キーワード
株式会社統轄本部オールケア・グループの 現職社員の口コミから見えた高評価ポイント
自分の仕事に誇りを感じながら仕事をしている社員が多いのも、オールケアの特徴です。特に弊社では、重症心身障がい児・者を積極的に担当していることもあり、使命感を持って働ける、社会貢献をしている、他ではできない貴重な経験を積んでいるという実感がやりがいにつながっているのではと感じています。オールケアでは、「オールケアマン心得」として理想の社員像が明示されているため、目指すべき姿が明確で、成長を実感しやすい環境があります。人材育成においても「やってみよう、できる方法を考えよう」という前向きなマインドが幹部に浸透しているので、褒めて認めて育てる風土が根付いています。その環境の中で、利用者様のためにできることは何か、社員それぞれが考え、挑戦できるので、やりがいを感じられると思います。また、組織としても年功序列的な考えは薄く、努力主義である点も大きいのではないでしょうか。管理者・役職者になれるまでの期間が短く、早く権限を持つことができるので、裁量をもって経験値を多く積める環境が整っていると思います。
オールケアの各事業所では社員を家族として捉えることがしばしばあります。「家族だったらどう言うか、どう思うか」を基準に社員の相談に乗ることも多く、プライベートな話や家庭問題に話が及ぶこともあります。そういった親密な関係で話し合える環境を心強く思っている社員も多く、困ったことがあれば相談し合える雰囲気があります。また、オールケアには「スタッフファースト」という考え方が根付いています。私たちが支援させて頂く、重度の障がいをお持ちの方は、生命を維持すること、安心して生活を送ることが人よりもハードルが高い状況です。そういう方をサポートするにあたり「利用者様ファースト」という考えはもちろん根底にあります。一方で支援者である私たちも同じ人間であるため、支え合いが必要な存在です。互いに助け合えるからこそ、本来の利用者様ファーストが体現できる。そうした「スタッフファースト」の考え方が、弊社の互いに助け合う風土につながっていると感じています。
オールケア・グループでは、社員の育成に力を入れて取り組んでいます。利用者様のお役に立つために学び続けることが重要であるとの信条から、各社員のステージに合わせて受講できる、さまざまな研修を用意しています。新入社員研修から始まり、入社後2ヶ月目、3ヶ月目に同期入社社員が集まって行うフォローアップ研修、役職者研修などの他、生活介護や放課後デイサービス、居宅介護など事業別研修、看護師やドライバーなど事業所を超えた職種別研修、喀痰吸引研修など、必要に応じて実践的な技術を習得できる環境です。また、オールケアの理念や、「豊かな心」を育てるための心得を学ぶ理念研修があるのも特徴です。「利用者様の心を育てるためには、社員がより豊かな心の持ち主になる必要がある」との考えのもと、仕事を通して社員が人間的に成長する大切さを伝えています。研修内容は、社員の声をもとに常に見直しを行っています。社員が本当に学びたい内容に沿った研修が提供できるよう、今後も教育環境を手厚くしていきたいと考えています。
現職社員の口コミから見えた低評価ポイント
弊社では、利用者様や地域のニーズに応えるべく店舗展開を行ってきましたが、そのスピードに人材育成が追いつかず、結果として声の大きい者や知識が豊富で正論だけを話す人が力を持ちやすい環境となってしまい、今回の結果に表れたのだと感じています。そうした現状を打破するため、今年度より人事評価制度を細かく設定し、目に見てわかる基準を設置しました。新たな評価制度では、勤続年数や役職によってランク分けがされています。ランクによって求められるスキル・役割は異なっており、その項目は全て全社員に向け開示されているので、社員は自分で目指す姿を確認しながらスキルアップを目指すことが可能です。ランクアップは自己チェックと面談により行われます。キャリアアップの明示を行い、何が必要でどうなるのかという見通しを立て、支援をすることで、社員が確実かつ前向きに成長していける仕組みを構築いしていきたいと考えています。
福祉業界全体に言えることかもしれませんが、弊社でも、人手不足により働く時間が長くなり、社員のプライベートが圧迫されやすい状況があると感じています。今後は、採用をさらに強化し、改善を図っていきたいと考えています。組織を大きくするにあたり、ただ人を増やすだけではなく、多種多様な価値観やそれぞれの背景を受け入れながら関係性を保っていかなければ、チームとして利用者様に安定したサービスを提供することはできません。そこで弊社では、一人ひとりの強み・長所を互いに知り、生かし合うため、日ごろからの雑談など対話を大切にするようにしています。社員が増えた時にも、互いに価値観や考え方の共有ができる気持ちのいい関係が築ければ、チームとしての力も向上し、利用者様へのより良いサービス提供に繋がるなど、前向きな循環が生まれると感じています。
弊社の現状として、利用者様を大切に思うがゆえに、気持ちのよいコミュニケーションを取ってくれる人にケアを任せたくなり、必然的にそうした人の業務量が多くなってしまうという状況があると感じています。オールケアでは利用者様一人ひとりに合わせたご支援を行うことを大切にしているため、全ての業務を均一化し、効率化を図ることは難しいかもしれません。一方で、業務が属人化してしまう状況には課題を感じています。また利用者様の過ごしやすさはもちろん、社員が働きやすい職場環境を整えていくことも必須であると考えています。可能な部分からマニュアルなども策定し、より利用者様への支援を厚くしていきたいと考えていますので、今後、社員がどの業務のマニュアル化を求めているのかなど聞き取りを行い、改善に向けて動いていきたいと考えています。
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